院長ブログ

京都 サッカーでの怪我から復帰までの流れ!!




タイトルにも書いていますが、本日はあっさりした記事です。

サッカー選手が怪我をしたら、どんな感じで応急処置があって、どんな感じでリハビリが進んでいって、どんな感じで復帰していくのか、試合へのGoサインが出るのか。

意外と知らない方もいるかなと思ったんで、その流れを書いていきます。

これ知ってるだけでも、「俺いつまでリハビリしなきゃいけないんだよ…」という現役選手や「おい、あの選手いつになったら試合出んだよ~~~」といったサポーターさんのやきもきが少しでも収まるかな。収まったらいいな。

こってり編はそのうち書きます。なんせ仕込みに時間がかかるので、気長にお待ちくだされ。



≪ということで流れ!≫



イタイ、、、 休もう!



身体の中のキズの回復!回復呪文求ム!



弱くなった部分とかもろもろのトレーニング!Mr.ストイック!



全体的にコンディションUP!ボールが蹴れる喜び!



試合復帰!行ってみよう!



こんな感じ!あっさり!




って感じで終わってしまうと多方面からお叱りを受けそうなので、もう少し味付けします。笑


≪もうちょっとだけ細かく書きますね≫





イタイ!休もう!

そう、痛みは身体からのサインです。痛みがあるということは、どこか異常があるという事。身体の声を聴きましょう。

痛みの原因は様々で、誰しもが見たことのある「捻挫」とか「肉離れ」といった怪我をした瞬間がわかりやすいもの(外傷)と、特に原因が思い当たらないけど、じわじわ痛くなって我慢してプレーしてたら限界を超えてもう無理!ギブ!ってなるもの(障害)。大きく分けてこの2つです。

前者の外傷は応急処置で冷やしたり圧迫したりして悪化を防ぎます。RICE処置です。最初の3~5日はそれが必要になることが多いです。続けるポイントは痛み・患部の熱感・腫れがあるかどうかです。そして一週間たっても腫れや痛みが一切引かなかったら迷わずお医者さんへ行きましょう。煽りナシで、ちょっとした異常事態です。

基本は怪我をしたらお医者さんのところに行くんですが、よほど重傷でギプス固定が必要とか頭を打ったとかでなければ、怪我をした直後はそんなに急ぐ必要はなかったりします。なんせどう触っても動かしてもイタイから、検査があてにならない。お医者さんも断言できないので、結局後日また診察を受けることになるかもしれません。緊急で行ったほうがいいかわからないときは、お近くの医療系の専門家に相談してくださいね。相談できる人がいなければ、自分で判断せずに、二度手間になっても一応病院へ行きましょう。常に最悪のケースを想定。

後者の障害のようにじわじわ痛くなるパターンは、主に使いすぎに原因があります(もちろん例外はありますが)。ちょっとずつ身体の組織に負担がかかっていって、休んで回復する前に次の負担が来ちゃうもんだから、結果許容量を越えちゃうってもの。もう無理!ってなるまでの時間が長いほど、もとに戻すのにも時間がかかるのも特徴です。出来るなら早めに手を打ったほうがいいのです。

余談ですが、「念のため言っておこうと思って」と言って報告してくれる選手はホントにありがたいです。いや別にコミュニケーション不足を良しとしたいのではなく「こんなこと言ってもしょーがないか」と思って言わないよりは、言っちゃってほしいのです。決して面倒だとは思いません。それが回りまわって選手本人を助けることになります。それがしやすい様に、もちろん専門家はそういう空気づくりに全力を注がないといけませんが。

閑話休題。お医者さんやトレーナーはいろんな検査・身体のテストで原因を探ります。身体の筋力なのか、柔軟性なのか、あるいは使い方なのか、はたまたライフスタイルなのか、考えられる原因をばーーっと出していき、一つずつ潰していきます。



身体の中のキズの回復!回復呪文求ム!

まじでベホマとか使いたい!でも無理だから待つしかない!そんな心が落ち着かない時期です。

外傷では、傷ついた組織(筋肉とか骨とか)が回復して痛みが消えるのを待ちます。それには決まった期間が必要です。基本、急いだって魔法のように早まることはないので気長に待ちましょう。根性では切れた筋肉は引っ付きません。いい機会なので生活習慣を見直してみては?そっちのほうがよっぽと回復に有益ですよ。トレーニングが無いからって夜更かし厳禁!

一応知っておいていただきたいのが、例えば靭帯とか一度傷ついたら緩くなって、構造として怪我をする前には完全に戻り切らない、といったケースもよくあります。半月板という膝のクッションの役割を果たす組織は、その部位によっては血液が通っていないので回復が見込めず、切り取る選択をすることもあります。前十字靭帯は完全断裂すると切れた靭帯同士が離れてしまうので、回復が見込めず代わりの靭帯を移植する必要があります。もっとも、今では新しい手術の方法も出てきているので、今後に期待ですが!

このように、回復にもいろいろです。とりあえずこの期間は「痛み無く身体が日常生活レベルで動かせるようになる」ことが最大の目的で、ここで焦って痛みを我慢してトレーニングをすることは賢い選択とは言えません。

障害では、そもそもなぜ痛みが出るようになったのかを突き止める必要があります。外傷では傷ついた組織に見当を付けやすいのですが、例えば膝が痛い、となったときにどの組織に痛みが出ているのか、なぜその組織に痛みが出るに至ったのか、をいろんなテストで探っていきます。

厄介なことに原因は一つでないことも多く、いくつかのアプローチを同時に進めていくこともあります。よくあるのは、筋肉のバランス(身体の前後の筋や左右の筋)が悪いパターン。バランスが悪いと一方の筋肉ばかりが働くことになり、しかし身体は重力に対してまっすぐ立っていなければいけませんから(なんなら走ったりボール蹴ったり)、他の筋肉を使って関節の角度や姿勢を微妙に調節することになります。結果的に、特定の部位(筋肉や関節)に通常以上の負担がかかります。スポーツであればなおさらです。筋肉であれば、繰り返し同じ個所に負荷がかかり続けると、筋肉は防御反応としてそれ以上動き過ぎないように、柔軟性を失って硬くなっていく性質があります。硬くなると血流が滞り、血流が悪い部分はちょっとした動きで痛みを感じやすくなってしまいます。もしくは関節内の組織が繰り返しの動作のせいで炎症を起こしていいて、痛みが出ることもあります。

硬くなった組織はマッサージやストレッチ、リリーステクニックなどで動きやすくします。今後トレーニングができるように動きを出すことが最優先です。また痛みを抱えて無理していた期間が長いほど、痛みを取り除くにもそれなりに時間がかかります。よろしくない身体の使い方、動きが染みついてしまっているからです。



弱くなった部分やその周りのトレーニング!Mr.ストイック!

トレーニングできることが増えていき、チームにおいてはウエイトルームは俺の城状態になります。ならんか。

外傷では、傷ついた組織はキズが塞がるまで時間をかけなければいけませんが、組織によってはその間全く何もしない、ということもありません。骨折や筋肉の腱では、少しずつ負荷をかけていったほうが治りが早いということもあり、最初の1週間がすぎたあたりから運動を開始します。とはいってもいきなり走り出すわけではなく、その時に怪我をした組織が耐えられる強度、痛みを感じないレベルの運動になります。トレーニングするのは単純に筋力だけではなく、同様に怪我によって低下する柔軟性、安定性、バランス感覚に影響を与える固有感覚受容器など、色々な方向に向かってトレーニングします。しかし、焦ってはいけません。組織が治りきっていない状況で負荷を上げ過ぎると回復が遅くなることだってあります。

障害では、なぜ痛みが出るようになったのか、その原因から逆算してトレーニングを行っていきます。筋力に問題があったのか、柔軟性だったのか、安定性だったのか、もしくは身体の使い方に問題があったのか。考えられる原因にアプローチしていき、無理のない動きができるようになったり、炎症が収まったりして、痛みが出なくなるのを待ちます。



全体的にコンディションUP!ボールが蹴れる喜び!

ここまでくると復帰までもう一歩です。ただの基礎練が至福の時間になります。サッカーってなんて素晴らしい。

外傷・傷害に関わらず痛みが出ずに基本的な(日常)動作が行えるようになったら、今度はサッカーの試合に耐えられるようにトレーニングを行っていきます。これを専門用語でコンディショニングというのですが、試合をするのに適したコンディション(身体の状態)になるように調整するということです。目標は、チームのトレーニングに参加できること。あと一歩、とはいえ油断は禁物。急にレベルを上げたり、急に対人練習など接触する危険性のあるものから始めることはありません。少しずつ、トレーニングによって痛みが再発しないように負荷に気を付け、翌日の身体にどの程度疲労が残るのかに気を配ります。チームトレーニングを行うコーチとも話をして、どの程度、どういった感じでトレーニングに合流していくかを決めていきます。トレーニング負荷と身体の許容量とのバランスです!筋肉痛があったら違う部分を鍛えなされ!

トレーニングの内容は多岐にわたります。ボールを使ったトレーニング、スプリントトレーニング、コーディネーショントレーニング、ウエイトトレーニングなどなど。サッカーの試合に復帰することが最終目標ですから、サッカーを出発点にしてこれらのトレーニングは考えられていないといけません。とりあえず持久走、という事にはならないはずです。同じ復帰レベルの選手が複数いれば、それだけ選択肢も広がります。正解は一つではありません。まさにArt of セラピスト!

この段階では、身体の状態が試合のレベルまで戻っていないにもかかわらず、一気に上げてしまうことで別の怪我や同じ怪我を再発してしまうケースもあります。焦らないことが、結局は一番の近道なのです。急がば回れ!走ってはダメです。



試合復帰!行ってみよう!

そしてチームトレーニングを行っていく中で、いつ試合に、どの程度の時間出られるのか。最終決定を下すのは監督ですが、最初は少ない時間からちょっとずつ試合に出ていくやり方がリスクが少なく、シンプルなやり方です。

よく「スクランブル出場!」なんて記事の見出しにあったりしますよね?もちろんチーム事情、指導者の方々の心の内はお察ししますが、やはり見ていて(´・ω・`)ショボーンとなるのはおそらく職業病でしょう。

こうならないようにしたいなーと思うのが僕の目標の一つだったりします。というかこれはスポーツに関わる医療従事者の使命ですね~。怪我人出すなや怪我人起用すんなやとか四の五の言う前に、もっと腕上げて指導者も納得できる良いシステム考えろや!ってことですね。ハイ、ガンバリマス。終わりなき旅!



≪まとめ≫

全然あっさりじゃなかったですね。これでもだいぶカットしたほうですが、でもこんな感じでリハビリというのは進んでいきます。

ご自身が怪我をされてるときは、この流れのどの辺に自分がいるかなー、とか照らし合わせてみると先が見えるかもしれません。というか担当のトレーナーもしくは、指導者に聞いちゃいましょう。


納得のいく答えが返ってくるかは別として、自分がどっちの方向に向かってリハビリをしているのかは、知っておいたほうがいいです。自分の身体のことですからね。

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