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院長ブログ 2017年3月

脳のうんちく

 


脳の重量=知能ではない

人の脳はこの約200万年にわたる進化の歴史です。
化石時代の人類から現代人の脳の重さをくらべてみますと。


アウストラロピテクス= 500g
ジャワ原人     = 900g
ネアンデルタール人 =1500g
現代人       =1400g

と、脳の重量がほぼ増加していっていますが、ネアンデルタール人より現代人のほうがむしろ少ないのです。
つまり、脳の重量がそのまま知能の優劣を意味するものではないのです。

脳の重さだけを比較すれば、マッコウクジラの重さは9000g以上、ゾウだと4000g以上と、これらの動物が人よりも知能が優れているわけでは無いのです。

では、脳の重量=知能ではないならば、ネアンデルタール人の場合でも、脳の容積が大きいとはいえ、現代人との知能の差は、あります。

実は、ネアンデルタール人の前頭連合野に対する発達が悪いことがわかっています。
前頭連合野とは創造性と情動をつかさどる部分で、現代人はここの部分が発達しています。

そのため、ネアンデルタール人と現代人の知能の差は脳の容積ではなく神経網の発達にあると考えられています。

【恐竜の脳は3つあった! 】

恐竜の脳は、その体の大きさに比較して異常なほど小さかったというのは、ご存知でしょうか?

たとえば、6トンあるステゴサウルスの脳は子猫の脳60gよりも小さく、体重の10万分の1しかありません。

しかも、恐竜の脳の容積は、絶滅するまでの1億年間以上、ほとんど変わっていないのです。

特に、2本足の恐竜は強い前傾姿勢を取るため、脳は重心よりもかなり前にあるため、小さくて軽いままでなくてはならなかったそうです。

そのため人間と違い、恐竜は足の運動などを調整する機能は脊髄のずっと下の部分にある脊髄神経節(腰仙脊髄集網)がつかさどるようになったみたいです。

脊髄の方の部分にも同じような腕神経集網があり、前足の運動を支配していたそうです。

つまり恐竜には、頭の部分にある第1脳で嗅覚、聴覚、視覚、味覚をつかさどり、第2脳の腰仙神経集網で消化器系の活動、足や尻尾からの情報処理をつかさどり、第3脳の腕神経集網で心臓や肺を動かすこと、腕からの情報処理をつかさどっていました。

このように、恐竜は3あった脳を上手に使っていたと考えられるそうです。



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